「シェアハウスに引っ越した」と言うと、「へー、すごいね!」「いいじゃん、楽しそう!」「住んでみてどんな感じ?」という反応がほとんどでした。
また、今までずっと賃貸マンションで一人暮らしをしていたのに、「なんでまたシェアハウスに?」と不思議がられることもありました。
確かに・・・。
まずはシェアハウスに入居して生活基盤を固める → 落ち着いたら一人暮らしへ
というルートはありそうですが、逆のパターンは、もしかしたら珍しいのかもしれません。
というわけで、今回は私がシェアハウスへ引っ越そうと思ったきっかけや理由について、書いていきたいと思います。
- ・顔見知りのいない単身生活がふと不安になった
- ・他人と暮らすことに馴染んでおきたかった
- ・変わり映えのしない生活に倦んでいた/自分を律したかった
- ・固定費の節約
- ・ミニマリストの動画をめちゃくちゃ見ていた
- ・歳を重ねて、図太くなってきた
- ・さいごに
・顔見知りのいない単身生活がふと不安になった
これは、コロナ禍による自粛生活がきっかけでした。
最初の緊急事態宣言が出た2020年春ごろ、勤務先はほぼ業務停止状態となり、
急ぎの仕事のために週に何度か交代で出勤する以外は、自宅待機または在宅勤務という期間が1~2ヶ月ほど続きました。
給与が保障されていたのは本当にありがたかったですが、職場のわずかな数人以外は誰にも会わない、という時間が長くありました。
当然、実家にも帰れず。
接触を避けるという意味では、一人暮らしはこの上なく良い環境ではあったのですが、同時に「怖いな」とも思っちゃいました。
もし自分がコロナウィルスに感染したら、急に容体が悪化してしまったら。
同じマンションに顔見知りはいないし、合いかぎを渡している人もいない。
自分に余力があれば、身内や友人にヘルプを頼むこともできるけど、もしそんな余力すらもない状態だったら・・・
急に連絡がつかなくなって、職場の人や実家の身内が訪ねてきてくれるとしても、数日はかかるだろうし・・・
とか考えていくと、めちゃくちゃ怖くなってきてしまい。
プライバシーを確保しつつも、自分以外の誰かと同じ家に住む、というシェアハウスの形態に興味を持ったのが最初でした。
まあ、依然コロナ禍のただなかではあったので、
「大勢が出入りする空間に住むのは、ソーシャルディスタンス的にどうなんだろ」
という危惧も少しありましたが、小人数の物件を選ぶことで解決すると思いました。
実際、密になってるな、と感じることは、シェアハウス内ではほぼありません。
また、たとえ大人数であっても、最近はしっかり感染対策をされているシェアハウスがほとんどなのじゃないかと思います。
(自分の管理物件でクラスターが発生したらいやだもんね)
・他人と暮らすことに馴染んでおきたかった
過去、他人と暮らしていた時期もあったのですが、ここ6~7年は一人暮らしがすっかり板についており。
一人でいることに慣れすぎて、このままでいいのかな~~とうっすら思うようになっていたというのもあります。
今後結婚する可能性も、限りなく低いもののゼロではないし、
また、必要に迫られて誰かと共同生活を送るようになる可能性もある。
(考えたくないけど、災害に遭って避難所生活をする機会もあるかもしれない)
そうなったときに、少しでもストレスなく暮らしていけるように、
今のうちから他人と暮らすことに耐性をつけておきたいな、と思ったんですよね。
・変わり映えのしない生活に倦んでいた/自分を律したかった
これは結局、
部屋でダラダラしてたらいつのまにか日付変わってた(食器洗ってない、お風呂入ってない)
という現象から抜け出したかったということです。
なんで!お風呂に入れないのか!!!
なんでスマホ見たまま寝転んだ体勢から永遠に起き上がれないのか!!!(永遠の謎)
一人だと、誰からも注意されないから、再現なくだらけることができてしまうのですが、
私はもうそんな生活から抜け出したかった・・・。
一人だとだらけてしまうのなら、一人じゃなくなればいい。
という短絡的な理由から、シェアハウスに住むことを検討しはじめました。
(ほんとは結婚相手を探すべき?なのかもしれないけど、そこはそれ、一朝一夕というわけにはいかないじゃないですか~~~~~)
今は、お風呂を使うのにも門限がありますし、そもそもド深夜に物音をたてるのはなるべく避けるようにしています。
使い終わった食器をシンクにそのまま放置しておくこともなく、その都度洗っています。
不自由なことも多いですが、私は今の自分のほうが好きです。
・固定費の節約
これは、すでに別の記事でも書きましたが、
単純に、一人暮らしよりもシェアハウス暮らしのほうが、固定費が削減できるからです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
あと、
・古くなった家電類を買い換えなくてすむ(シェアハウスにあるから)
という打算も地味にありました(笑)
・ミニマリストの動画をめちゃくちゃ見ていた
ステイホーム中、暇をもてあましてYouTube動画をひたすら見ていました。
結果、今まで知らなかった面白いチャンネルにたくさん出会うことができたので、自粛生活も悪いことばかりではなかったなと思います。
そんな中、ミニマリストの方々にハマり、それ関連の動画をめちゃくちゃ見ました。
ミニマリストしぶさんとか、
ミニマリストおふみさんとか、
余計なものを持たず、自分に必要なものだけに囲まれてシンプルに暮らす人びとに、めちゃくちゃ憧れました。
ミニマリストになることはできないけど、私もその理念を生活に取り入れることはできるな!
と思い、時間だけはたくさんあったので、まずは断捨離を始めました。
もっとも断捨離がはかどるきっかけといえば、引っ越しだ!
・・・というのは後付けの理由だけど(笑)
自分がちょうどそういうモードだったので、よりスムーズに引っ越しのフェーズへと移行することができたような気がしています。
・歳を重ねて、図太くなってきた
これもほんとに、アラフォーになった今だからこそだよな~と思うのですが(笑)。
20代前半くらいの若かった頃より確実に、細かいことを気にしなくなってきています。
もし私が20歳だったら、シェアハウスで他人と一緒に暮らすなんてぜったい嫌だったと思うし、
共用部の使い方にも、もっと神経質になっていたと思います。
寝起きのすっぴんを見られるのも、嫌だったと思う。
(今は近所にゴミ出しに行くくらいなら、ぜんぜんオッケー)
だから、そもそも「シェアハウスに住んでみよう」と思うこと自体、
この年齢にならなければ、思い浮かばなかったであろうことなんですよね。
図太くなると、生きるのは確実に楽になります。
歳を取って、めちゃくちゃ良かったな、と思う点でもあります。
・さいごに
ずらずらと書いてきましたが。
理由はいろいろとあれど、集約すると、
「変化したい」という気持ちが根底にあったことがいちばん大きな理由のようです。
そこへ、外的な要因(コロナ禍も含め)がいろいろと重なり 、実行へ移せたのかなと思っています。
今の生活がどれくらい続くか、わからないけれど、
これも人生経験だと思って、毎日を楽しんでいきます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!